食物繊維

☆妊婦の便秘解消は漢方で

妊娠中のトラブルと言えば、つわりと便秘です。
特に便秘はお腹の中で胎児が大きくなっていくにつれ腸が圧迫されてしまうので、どんどんひどくなっていく場合もあります。
しかし市販薬を飲むのは怖いので、何とか他の方法で便秘解消したいものですよね。

妊娠中の便秘解消を助けてくれるのは漢方薬です。
生薬と言っても漢方薬は薬ですので、使用の際は医師や薬剤師に相談の上で選ぶのが一番です。
便秘によって痔にも悩まされてしまう妊婦さんが少なくありませんが、便秘と痔の両方に使える漢方が何種類かあります。

薬局や病院で確認してみるのも良いでしょう。
漢方を選ぶ前にまず、妊娠する前から便秘や痔で悩んでいるのか?それとも妊娠してから悩んでいるのかによって選ぶ薬も変わってきます。
例えば昔から下剤を常用していた方にお勧めの漢方だと、桂枝加芍薬大黄湯や潤腸湯などがあります。
これらの漢方は適量ならまず問題はありませんが、子宮を収縮させたり骨盤内における臓器を充血させる作用が認められています。
場合によっては早産の危険性もありますので、本当に服用しても問題ないかどうかよく確認してから服用しましょう。

妊娠するまで便秘で悩んだ事のない方、いわば下剤を服用した事のない方については当帰芍薬散などがお勧めです。
この漢方は妊娠中の方には特にお勧めで、飲む事で妊娠中の高血圧を防いだり安胎作用があるとも言われています。